めしにしましょう(小林銅蟲 著)5巻 感想
- 作者: 小林銅蟲
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: Kindle版
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「めしにしましょう」5巻を読んだ。
感想:今回もぶっ飛んでいる。
「あーぶっ飛んでる好き」という感想になる。
そして相変わらず料理は強いが、今回はそこに実験的要素が通常より多く付加される。
なので、「面白いなあ」という感想を多く抱くことができる。
なお、ストーリーとしては、個人的には後半3話にわたって描かれる「ゆずと馬場君の大冒険」が好き。(大冒険のきっかけはまだれの資金の横領だが)
本作のメニューは以下の通り。
*スペシャルレバー・パイ
*さしつけ鍋
*正月的サムシング
*しゃこのくだものセビーチェ
*ワンダーの吸いもの
*1mmチョコ
*煮ハマ丼
*光の玉
*くさバーガー
*バーワンっていうか
計10個。ブログに掲載されておらず、また、
私が好きなお題について感想を記載する。
〇「光の玉」
これは私がこの漫画でダントツで好きな回である。
これは聖護院大根を丸ごと煮込んでカットし、あんをかけて食うという
このマンガの中ではかなり手数の少ない部類に入る料理だが、その
見た目のインパクトが大好きである。
↑ 抽象だ!抽象????(大根です。)
〇「くさバーガー」
これは、お察しの通り「くさいバーガー」のことを指す。
この漫画の主人公は青梅川さんなので、具はもちろん盛りに盛るのだが、
その具材の一部である「ウォッシュチーズ」が非常にくさい代物らしい。
なお、本チーズはその一種で、個別名称を「リヴァロ」という。
調べたところ、フランスの一部の地方で様々なチーズを作っていて、
その中の一つの小さな都市の名前が「リヴァロ」ということで、
都市の名前を冠したチーズが製造されているらしい。
ちなみに、このチーズのにおいは作中で
「爪の垢とたくわんを練ったようなにおい」と形容されている。
↑ 珍しく、無さんが引いている。
ということで、このチーズを魚介肉等の具材もりもりのバーガーに挟む。
これでいつもの実食メンツは「くっせぇ!!!!!」となるのだが、
結果的に馬場君は「おかわりください。リヴァロ増しで」ということになる。
無さんも「くさいが、実は非常に濃厚なうまみがある。」という感想で、何か一回食べるとクセになる性質のものであると思われる。
ちなみに私はこういうものが好きで、
いわゆる「正露丸のにおいがする」といわれるスモーキーなスコッチウイスキーも、
「うわっくせえ」となった後に「でも、これくせがありすぎて逆に好き」となったので、
もしリヴァロを食ったら同じような事態にならないかということを期待していたりする。
あとは、個人的には
なんだかんだで青梅川さんが無さんを気遣う「しゃこのくだものセビーチェ」や、
チョコ嫌いでも食べられるチョコを作るという大逆転した発想のものに料理を
行う「1mmチョコ」が好きだった。
うまいものがくいたい。
超おいしい麻婆豆腐と超辛いやつらを摂取すると超元気になると思うので食う。